メスカルとは?
■メスカルとは?
メスカル(Mezcal)は、メキシコの大地で数百年にわたって受け継がれてきたアガベ由来のスピリッツで、テキーラの源流にあたる酒として知られています。
その起源は古代メソアメリカ文明にまで遡り、当時の先住民はアガベを発酵させた飲料を 宗教儀式などに用いていました。 16世紀に蒸留技術が伝わることで、現在のメスカルが形成され、メキシコの地域文化と深く浸透した伝統酒として発展してきました。
メスカルの魅力は、アガベが持つ複雑な草木のニュアンスに加え、伝統的な製法が生み出す香りにあります。
特に、アガベの心材(ピニャ)を土の石窯でじっくりロースト工程するため、メスカル独特のスモーキーな香りが引き出されます。 また、自然酵母による発酵、木製発酵槽、銅製あるいは粘土製蒸留器など、地域によって異なる手法が味に大きな個性を与えています。
メスカルは、メキシコ政府により定められた原産地呼称(DO:Denominación de Origen Mezcal)のもと、以下の州で生産が認められています。
オアハカ州、ドゥランゴ州、ゲレロ州、サン・ルイス・ポトシ州、サカテカス州、
グアナフアト州、タマウリパス州、ミチョアカン州、プエブラ州
これらの地域は、それぞれ異なる風土やアガベ品種、伝統的製法を持ち、産地ごとの違いがメスカルの香味に明確な個性をもたらします。

■メスカルの伝統的な製造工程
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アガベ収穫(ヒマド)
成熟に6〜30年を丁寧にアガベを人の手で収穫し、ピニャのみを取り出します。 -
石窯ロースト
火山石で作られた地中窯に薪を焚き、ピニャを数日間かけて蒸し焼きにします。
この工程が メスカル特有のスモーキーで奥行きのある香りが生まれます。 -
粉砕(タオナ)
加熱されたアガベを石臼(タオナ)や手作業で繊維状態に砕き搾汁します。 -
自然発酵
木桶や土の発酵槽に入れて、野生酵母による自然発酵を行います。
環境や微生物の違いが、そのままの味へ反映されます。 -
蒸留
銅製アランビックや粘土製蒸器で2回程度蒸留し、度数と風味を整えます。 -
ボトリング工程(熟成の有無)
蒸留後、未成熟のままボトリングする場合と、一定期間熟成させた後にボトリングする場合に分かれます。未熟成で瓶詰めされるスタイルはホベン(Joven) 、樽などで熟成させたものは、熟成期間に応じてレポサド(Reposado)、アネホ(Añejo) に分類されます。
■私たちが輸入するメスカルへのこだわり
私たちは、アルチザナルやアンセストラルといった伝統的な製法で生産されたメスカルだけを厳選して輸入しています。
大量生産ではなく、自然環境と向き合いながら1本ずつ丁寧に作られた、アガベ本来の個性がしっかりと感じられ、 燻香・ミネラル感・ハーブのニュアンスが調和したクラフトスピリッツです。
メキシコの風土、文化、職人の技が詰まったこだわりのメスカルを日本へお届けします。
